2019年09月15日
走生の懸け橋25(研究ストラテジーとて)
まだまだ前座が済んでいなかった。
3本どころではすまなかった。
無武器・無防備で敵陣に乗り込もうとしていた。
それではさすがに何もなせない。
一呼吸おこう。
・・・
前談の3本の矢を定めた2日後
「ウォーキング研究に来い」
声をかけて頂いた。
指導教官ではない別の先生にだ。
「おまえがやろうとしている研究のヒントがある」
というのだ。
概要を聞いて頷いた。
内省的な論題はランニング研究には挙がりにくい。
理解もされにくい。
なぜなら
元競技者が多いからだ。
走力の向上ばかりに目を向けられがちだからだ。
「ウォーキングは違う」
その通りだった。
投稿してみろ。
9月13日〆切。
(手を下から上にくいくいしながら満面の笑みで)
「きて!」
と、
予想だにしなかったことが起きた。
9月17日〆切の学内の論集に向けて準備を進めていた矢先のことだった。
順番を問うた。
2つの投稿を目指すことにした。
とりあえず、
切羽詰まりながら
13日には間に合った。
中身のないレポートレベルだが、
とりあえず出した。
出さなければゼロだからだ。
通るか否かよりも出すことに力を注いだ。
ないなりの中身でとりあえず出した。
・・・
さて17日に間に合うか。
動き出した。
1本に追われていて2週間はお留守になった。
あたる資料が多い。
体裁が細かい。
なおかつ
よその畑を語ろうとするもの。
自身に問うた。
順番はそれでいいのか。
お前にそのキャパがあるか。
誰かが先にやっているのではないか。
成果につながらないのではないか。
もう1人の自分にぼこぼこにされた。
反対も反抗も反論もできなかった。
辞退することにした。
いまは確実に結果を出さなくてはいけない。
時間が無限にあるわけではない。
寄り道はしたいし、
ことあるごとに大いにするが
それとて絞って絞って選ばなければならない。
日々の断片で寄りみてば良い。
何が起きているか。
ウォーキングに手を出した。
その直後に
道徳を語り出す。
この段取りはあまりに無謀だろう。
とりあえず
触れておくのはよい。
のちのち存分につなぐのだから。
いまは何に向かうのか。
経過・背景を生かすべきだろう。
かねてよりこれできたのだし。
ウォーキングに手を出した。
それなら、
そのうえで、
ランニングを再度見よう。
順当なのはこちらだろう。
ウォーキング研究に何を見たのかというと、
ウォーキング学会の機関誌に掲載された原著論文を分類しただけだ。
考察はしたが、
単なる作業の一種である。
とはいえそれなりの収穫があった。
・原著論文が少なすぎた(22年で41本)
・偉い先生の分類では網羅できなかった
という2点だ。
2週間ではさすがにここまでだった。
ともあれ、
それならば、
道徳はとりあえずレベルで仮止めしておいて、
ランニングでも同じことをやればいい
原著論文を分類してみればいい。
そのうえで
2つの比べてみればいい。
研究の傾向は見えるだろう。
どのような課題に着目されているかがそれぞれでみれるだろう。
おおよそ見当はつくが、
そんな研究のための研究が誰もやっていない。
そういうことはあまり重要視されてこなかったようだ
どうやら。
あたりまえである。
新奇性や新発見にエネルギーがそそがれているようだ。
最先端がほしいようだ。
ランニングでざっと見てみた。
原著論文は102本
ウォーキング学会よりは多い。
歴史30年というのも理由だろう。
大半は専門家による
効果や成果を追究するものだ。
が、
私にはできない。
本当に普及を目指すなら
そういうものはこの先
そこまで功を走さないように思える。
とはいえ
いまの状態でそれを言葉にしても聴いてもらえる言葉にならない。
前座が弱いから。
それなら、
人間が動くことの本義
に立ち返りながら、
ウォーキング研究とランニング研究で行われてこなかったことを整理してみよう。
その裏面で道徳教育における課題と道徳教育に対しての批判を整理してみよう。
それでようやく橋をかけようと思えるのではないか。
つなげたいとおもえるのではないか。
3本の矢は9本になった。
1本に3回の段階を踏む必要性に気づいた。
それは着実につなぐためだ。
いまは武器も防備もないのだから。
いま一度
一般論を文章化するなど
おろかにほかならない。
一番いやな作業だ。
しかし、
それを通過しないと勝手なあがきと評されるだろう。
入学も通学もなかったことになるだろう。
これは順番の話・キャパシティの話に他ならない。
結果を出すには
いずれも誤認・過信してはいけないのだ。
50年先の指導要領に載るようなヴィジョンでやってみろ
ある先生は言った。
教育研究者として
教育学研究者として
非常によい見解だ。
しかし、
本当にそれをいまこの場でやろうとすれば
やはり通らないだろう。
いまの研究者たちとて多くが理解できないものになるからだ。
一般論としての論として認められる水準というのは、
実は進展がないことを示すのかもしれない。
それこそやっただけになるのかもしれない。
それを知った上で
本音は本音で温めつつ、
とにもかくにも書き終えよう。
研究ストラテジーにも
ランニングストラテジーを存分に生かすのだ。
その往来をモノにするのだ。
(つづく)
Posted by 走る先生 at
23:14
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2019年09月15日
走生訓⑥(9/15)
第6回(挑戦②)ありがとうございました。
通しの距離は時計で24kmでありながら、
結局は300m↑×10本+1㎞のようなメニューでした。
次回は
10月13日(日)戦略③
10月14日(月)との合宿編
第9回わけてチャレンジ☆フルマラソン
https://moshicom.com/33940/
同時開催です。
年内レースの本仕込みにご活用下さい。
・・・・・
走生訓も第6弾(70訓)です。
お仕事にご活用下さい。
1、出向くが勝ち
2、捨てるが勝ち
3、語るが勝ち
4、黙るが勝ち
5、訊いた方が速い
6、訪ねた方が速い
7、書いた方が速い
8、まずは排泄
9、動いて発汗
10、飲食はあと
11、言葉にビビらない
12、数字にビビらない
13、世間体にビビらない
14、スタートを重ねる
15、ゴールを重ねる
16、1歩1歩反省
17、1本1本反省
18、1日1日反省
19、1月1月反省
20、苦しさに冷めてみる
21、しんどさに冷めてみる
22、熱くなったら冷めてみる
23、冷ましすぎたら火をつける
24、未知を既知に換える
25、道を基地に換える
26、デッドポイントで一芸
27、ライフポイントで一業
28、反復に耐える
29、反復を紡ぐ
30、マンネリに気づく
31、マンネリを掃く
32、みずから強くなる
33、おのずと強くなる
34、みんなで強くなる
35、くらいついてみる
36、とびだしてみる
37、生かし分けてみる
38、うまく遊ぶ
39、うまくサボる
40、うまく仕込む
41、うまく仕掛ける
42、小ネタを練る
43、大ネタに化かす
44、秘すれば、もあり
45、さらせば、もあり
46、価値一色にあらず
47、勝ち一色にあらず
48、最高を妄想
49、再考を妄想
50、最悪を想定
51、最低を想定
52、目が人物を示す
53、口が人物を示す
54、顔が人物を示す
55、肚が人物を示す
56、背が人物を示す
57、脚が人物を示す
58、走が人物を示す
59、虫ケラの死因に学べ
60、ケモノの死因に学べ
61、生きものと照らせ
62、生きものに為れ
63、屍になるな
64、よりよく死ぬために学べ
65、よりよく死ぬために走れ
66、よりよく死ぬために生かせ
67、走者一芸をもつ
68、走者一業をもつ
69、走者一行に残す
70、走者一言に遺す
Posted by 走る先生 at
15:43
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